月のうさぎは昼に泣く

25歳が考えること、そのまま。

スティーブ・ジョブズがいう、点と点はつながるということ。人生2度目。

繋がってきたな、と最近思う。

 

わたしはもともと小学生のころから小説を書きたいと思っていた。

でも、村上龍の「13歳のハローワーク」の小説家の章には

 

「囚人の方がへたすりゃ面白いことが書ける。要は経験。

だから若いうちはいろんな経験をしろ」

 

的なことが(かなり乱暴に言うと)書いてあった。

 

意外と素直にふむふむと思った私は、小説家になりたいという夢を一旦封印した。

 

その後、高校生になり、当時の彼氏が石田衣良に傾倒していたことで

その封がぴりっと、少しだけ破れる。石田衣良はコピーライターから

短編を書き続けて、小説を書き始めたらしいということだった。

 

なるほど、コピーライターという仕事に就けば、文章も書けるようになるのか、とかなり安直にふむふむと思った私。

 

実はこのころ、広告会社で働くか日本語の先生になりたい、と常に豪語していたのである。なんとなく、ふむふむと思いつつ、封は少しだけしか破れていなかったため、そのまま日本語教育を学ぶ大学へ進学し、日本語教育を学んだ。

 

しかし、その過程で文学や社会学など文系科目の中で、法律と外国語文学以外の分野に広く浅く手を出すことになった。これもまた、今役立ちそうなのだ。

 

そうして、就職活動の時、何を思ったか突然コピーライターへ進路変更。

無事に現在へっぽこコピーライターとして働いている。

 

コピーライターになる時も、なんとなく人生つながってたな、という啓示みたいなものがあって、確実にこの道だ、と思った。

 

そして今、今なんだと思う。

今、何かを書いて世間様へ、お伺いをたてるときが来たかなと。

先日、人生2度目の啓示が来たので、信じてみようかなと思う。

 

もちろん、働きながら。

でもやっぱり職場は変えようと思う。

もう4年目で、こんなに自信の持てない場所にはいられないや。

 

それでも確実に進んでいる、と信じたい。