月のうさぎは昼に泣く

25歳が考えること、そのまま。

ページをめくらないと、主人公はいつまでもクズのまま。

最近、物語が頭に入ってこない。

 

のめり込む読書ができないのだ。思い返せば、かれこれ6年ほど前に図書館戦争シリーズを一週間ほどで読破した時に及ぶ"没入感"に出会えていないように思う。

 

それは、コピーライターになり、作る側に回ったこと、作ることに一生懸命で、本というものが[読むもの]から[書かれたもの]に変化したことが原因のような気持ちがする。

 

要するに日々書きすぎて、読むに耐えないのだ。読むことでストレスを解消できないのだ。

 

だからこそ、専ら漫画やアニメに逃げている。それは趣味だし、もともと好きなことだから逃げているとは言わないのかもしれない。

 

しかし極端にフィクション小説から[逃げている]という気持ちは強い。常に持ち歩いているのに、何ヶ月も同じページに栞が挟んであるせいだろうか。

 

そんな悶々とした数年を送っていたが、今日どうやらこれらしいという理由にたどり着いた。

 

読みたいものを、書け。

 

そういうことだ。

読まないなら、書け。

書け、書け、書け。

 

お前は書く側なのだ、と徹底的に追い詰められた5年間だったのだ。今振り返り、そう思う。

 

書こう、私の文を。

書いて書いて書いて、書いて、

そしてまた、読むことが楽しめる日を待つしかない。

 

ただ、書くのだ。